すぎの大人こどもクリニック様(津島市)

すぎの大人こどもクリニック
目次

医院クリニックリフォーム設計事例

医院名すぎの大人こどもクリニック
所在地愛知県津島市元寺町2-4-1
診療科目内科・小児科・消化器内科

開業から28年、次世代の院長への医院承継

旧すぎのクリニック外観
すぎの大人こどもクリニック外観

今回リノベーションのご依頼をいただいたのは築28年、平成5年に建てられた鉄骨造の医院。

先代の院長であるお父様が守り続けてきた大切な医院を将来的に承継することを見越し、次期院長である杉野佑樹様がK総合設計のホームページから直接お問い合わせくださいました。

最初にお会いしたのが2018年11月。そこから2021年6月のリニューアルオープンに向け、約2年半にわたるプロジェクトが始まりました。

クリニック待合室のリフォーム

旧すぎのクリニック待合室1
すぎの大人こどもクリニック待合室

今回のリノベーションでガラリと印象が見違えた場所、それはクリニックの顔となる待合室です。

K総合設計から完成予想図となるパースを何パターンも提案し、その中から先生がご家族のご意見なども聞きながら決められました。

暗い印象のあった蛍光灯からLEDの間接照明に変えたことで待合室が明るく暖かな印象に。

また、床材は様々なサンプルを実際に先生に見ていただき、その中からご自身で選んでいただきました。

壁は清潔感ある白に、その白を際立たせるために柱はダークブラウンでアクセントをつけました。

以前はごちゃごちゃしていたTV下の木材の掲示板はマグネット内蔵型のボードに。紙を掲示する場合はマグネットで簡単に取り外しが出来るようになりました。

旧すぎのクリニック待合室2
すぎの大人こどもクリニック待合室2

ソファはコスト削減のために敢えて新調せず既存の物を活用しましたが、白い壁やダークブラウンの柱、明るい床材とマッチし、違和感の無い調和のとれた待合室となりました。

クリニック受付のリフォーム

旧すぎのクリニック受付
すぎの大人こどもクリニック受付

受付も待合室に合わせてダークブラウンの木目調にリフォームしました。

指紋やキズが付きにくく抗菌加工された建材を使用し、バッグ置きも設置。

実はこの受付台は角がアール状になっているため建材の加工が難しいという課題がありました。

そこで厳密な採寸を行い、事前に特注で家具工場に発注し、出来上がった受付台を持ち込んで設置しました。

クリニック診察室のリフォーム

旧すぎのクリニック診察室1
すぎの大人こどもクリニック診察室1

こちらは先代の院長の診察室。

壁や床、デスクをリニューアルしたことで明るくスッキリした診察室に。

リニューアル後は先代の院長と新しい院長の医師2名体制になるため、こちらの診察室と奥の処置室の壁の位置を調整し、もともと一つしか無かった診察室を2つに増設しました。

すぎの大人こどもクリニック診察室2

こちらが新たに増設された新院長の診察室。

限られたスペースに杉野先生の専門でもある内視鏡の機器を入れても狭さを感じない空間作り、全てが最短距離で届く無駄を排除した合理的な動線設計を取り入れました。

また、デスクの前の壁は爽やかなミントグリーン。

診察室に入ってきた患者さんの不安を少しでも和らげたいということで杉野先生が選ばれたカラーを採用した診察室は先生の人柄が表れるような優しい印象になりました。

クリニック処置室のリフォーム

旧すぎのクリニック処置室
すぎの大人こどもクリニック処置室

もともと処置室はBefore画像の右側のカーテンの中にベッドが横向きで並んでいました。

今回は処置室の左隣に新たに診察室を増設するため、処置室の壁の位置をずらしスペースを確保する必要がありました。

カーテンの中で横向きに並んだベッドが無駄にスペースをとっていたため、その問題解決に当たりました。

すぎの大人こどもクリニック処置室2

そこで、もともと壁がありデッドスペースになっていた空間を整備し、ベッドが置けるスペースを確保。

結果、隣に診察室を増設したにもかかわらず、処置室は以前より広くなりました。

クリニック発熱患者診察室のリフォーム

すぎの大人こどもクリニック発熱患者診察室

もともとレントゲン操作室の隣に物置状態になっていた部屋がありました。

その部屋を綺麗に整備し、発熱用患者専用の診察室を新たに設置しました。

コロナ禍の新たなクリニックとして一般外来の患者様と発熱患者様が直接接することの無いよう、発熱のある患者様は裏口から直接この発熱患者診察室に入室していただける動線を設計。

全ての患者様が安心してご来院いただけるクリニックを目指しました。

クリニック中待合室・廊下のリフォーム

旧すぎのクリニック中待合室
すぎの大人こどもクリニック中待合室

もとももお子様向けに魚の壁紙を貼っていた中待合室は、診察室と同じミントグリーンの壁に統一しました。

クリニックトイレのリフォーム

旧すぎのクリニックトイレ
すぎの大人こどもクリニックトイレ

今回のリフォームで大きく変貌を遂げたのがトイレです。

以前は男女兼用のトイレが1つしかありませんでした。

新生「すぎの大人こどもクリニック」は今まで以上に小児科を強化する方針だったため、小さなお子様とパパママが安心できるトイレを用意するのは絶対条件でした。

そこでまずはトイレの広さを確保するために増設工事を実施。

そして男女それぞれ別々のトイレを作りました。

さらに、親子で入れる広々としたトイレにはキッズトイレやベビーチェア、ベビーシートをご用意しました。

明るくて広くなった新しいトイレで、小さなお子様連れの方も安心してご来院いただけます。

クリニック開院までの振り返り

今回は2021年6月に愛知県津島市でリニューアルオープンされた『すぎの大人こどもクリニック様』のリノベーションプロジェクトをご紹介しました。

依頼主である杉野佑樹先生から初めてお問い合わせをいただいた2018年11月から約2年半、毎月医院近くの喫茶店で打ち合わせをしていたことを懐かしく思い出します。

限られたコストの中で最高のパフォーマンスを出すために杉野先生と何度も何度も膝を突き合わせ、本当に今必要なリフォームと、クリニックの経営が安定してから行うべきリフォームの優先順位を付け、プランを磨き込んでいきました。

今回はご依頼からリニューアルオープンまで時間に余裕があったので、お盆休みやGWなど工期を3回に分けて無理なく進めることができました。

また設計だけにとどまらず、新しいクリニックの院名を一緒に考えたり、新しいロゴを一緒に選んだり、ホームページを作成させていただいたり、とても深いお付き合いをさせていただきました。

大変なこともありましたが、それらも含め今となっては全てがとても楽しかった思い出です。

この場を借りて改めてお礼申し上げたいと思います。

すぎの大人こどもクリニックについて

愛知県津島市で28年間地元の人の健康を支えた『旧すぎのクリニック』が医院承継され、2021年6月新たに『すぎの大人こどもクリニック』として生まれ変わりました。

新しい院長である杉野佑樹先生と、先代の院長である杉野雅啓先生がタッグを組んだ医師2名体制が特徴です。

特に杉野佑樹先生は消化器内科と小児科を両方経験された稀有な「ハイブリッド型医師」として、得意の内視鏡検査はもちろん、幼いお子様と付き添いのパパママまで一緒に診てもらうことができます。

ご自身も2児の父である杉野佑樹先生はとても穏やかで優しい性格である一方、「パパママこども、家族みんなが安心して暮らせる街をつくりたい」というとても熱い情熱を秘めた医師でもあります。

もし津島市で消化器内科や小児科をお探しでしたら、ぜひ『すぎの大人こどもクリニック』にご来院ください。

すぎの大人こどもクリニック公式ホームページ
(HP制作:クリニックファースト

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クリニックのリフォームは開業医にとって未来への大きな投資です。
後で後悔しない為にも、クリニック専門の一級建築士にご相談ください。

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